【美味しいのに体に良い!】沖縄特産品~シークヮーサー特集!
美味しいだけじゃない!シークヮーサー!
美味しくて、体に良い!
パイナップル、マンゴーに並び沖縄を代表する果物として知られるシークヮーサー。
甘酸っぱいシークヮーサーは沖縄で古くから親しまれ、ジュースや料理の隠し味として様々な場面で活躍しています。
シークヮーサーは沖縄の言葉でシー(酸っぱい)、クヮーサ―(食べる)というような意味。
近年はメディアで紹介されることも増え、健康食品としても知られるようになりました。
当サイトでも様々なシークヮーサーを使った商品を紹介していて、体に良いのに美味しいという最強の食材です。
今回はその特徴を徹底的に調査してきたので、自分の備忘録も兼ねてまとめていきます。
シークヮーサーとは??
シークヮーサーについて
シークヮーサーは和名を平実檸檬(ヒラミレモン)と言い、ミカン科に属する果物です。
直系4cm程度と比較的小さいサイズで、甘酸っぱいあっさりした風味が特徴。ドレッシングや唐揚げのお供としてもよく使われていますね。
主に夏から冬にかけて収穫が行われ、収穫の時期によって風味が変わる面白い一面も持っています。
シークヮーサーの産地
日本国内で収穫されるシークヮーサーの99%が沖縄で生産されたもので、生産量は年間約3,000トンにのぼります。
その生産量も大部分を沖縄県北部に位置する大宜味村が占めており、「シークヮーサーパーク」と呼ばれる施設が出来るなど、村を挙げて商品開発や販路拡大に取り組んでいます。
パークではシークヮーサーの勉強が出来たり、農家さんが愛情込めて作った商品を手にすることが出来たり、蛇口からはシークヮーサージュースが出てくるという夢のような空間が広がっているとのこと。
大宜味村以外にも、お隣の名護市や本部町でもシークヮーサーの生産が盛んに行われていて、特に名護市の勝山地区はその産地としても有名です。
シークヮーサーに含まれる成分と効能!
シークヮーサーに含まれる成分と効能!
多くの方に「健康に良い果物」というイメージはあると思いますが、実際にイロイロな効能が期待されています。
ビタミン、クエン酸をはじめ、最も注目されるノビレチン。美味しく楽しみながら栄養を摂取出来るのは嬉しいところ。
今ではその効能に着目した論文も多く発表されていて、ここではその一部を紹介していきます。
ノビレチン
シークヮーサーに含まれる成分として最も注目される成分「ノビレチン」。ポリフェノールの一種で、温州みかんと比較すると約10倍の含有量を誇ります。
現在も様々な研究が行われていて、今わかっているだけでも次のような効能が期待されています。
●血糖値の上昇を抑える
ノビレチンはインスリン感受性を高めて、インスリン分泌を抑える働きをします。
インスリン分泌を抑制することで血糖値の上昇が抑えられて、糖尿病の予防効果を期待されています。
●認知症予防
アルツハイマー型認知症は、アミロイドβと呼ばれるたんぱく質が脳に沈着することが原因とされています。
ノビレチンはアミロイドβの沈着を減少させるという報告があり、認知症の進行を抑えることが期待できるほか、改善できるという研究報告も上がってます。
●抗がん作用
ノビレチンには炎症を抑える働きがあります。
慢性的な炎症を抑えることでアレルギーの改善や、抗酸化作用によるがんの増殖や転移を抑制させることが確認されています。
クエン酸
シークヮーサーにはレモンの2倍以上のクエン酸が含まれています。
果物や野菜、梅干し、お酢などに多く含まれる成分で、酸っぱさの元になる成分でもあります。
クエン酸の働きは次の通り。
●疲労回復
クエン酸は糖をエネルギーに変えて、ミネラルを吸収しやすくする働きをします。疲労物質を分解して排出する仕事をしてくれるのです。
また代謝を改善することから、血液を健康的に保ち美肌効果も期待されます。
疲れを取り血行を改善してくれるので美容にも期待大!
●カルシウムや鉄分の吸収を助ける
クエン酸はマグネシウムやカルシウム、鉄などミネラルの吸収をサポートする役割も担っています。
人間の体内で作ることが出来ないミネラルは食事によって補う必要があり、不足すると体に不調を来す恐れがあります。
ビタミンC
こちらも野菜や果物に多く含まれている成分。
美容や健康に必須の栄養としても知名度の高い成分ですが、ビタミンCにも次のような多くの働きが期待できます。
●抗酸化作用
紫外線やストレスを受けてダメージを受けた細胞を補修する働きをしてくれる。
酸化したメラニンを元に戻したり、皮膚や筋肉を丈夫にすることで肌をトラブルから守り、美肌効果を期待できます。
●免疫力の強化
ビタミンCには白血球を活性化する働きもあり、ウイルスや細菌から体を守るってくれると言われています。
また、ストレスから体を守るホルモンを作るための栄養素としても知られ、ストレスの多い現代社会には必須の成分ですね。
収穫時期による違い
収穫時期による違い
シークヮーサーは収穫される時期によって特徴が変わり、青切りと呼ばれる夏場に収穫されるものと、完熟と呼ばれる冬場に収穫されるもの、大きく2つに分けることが出来ます。
青切りシークヮーサー
主に夏から秋にかけて収穫される、熟する前の青々とした状態のもの。酸味が強く、栄養価が最も豊富に含まれているタイプです。
ジュースとして飲むこともありますが、料理に使われることが多いのも青切りの特徴で、刺身や唐揚げ・ドレッシングなど様々な用途に用いられています。
完熟シークヮーサー
こちらは冬場に収穫される熟して黄色くなったもの。果物の甘さが感じられるジュースやお菓子の材料として向いているタイプです。
栄養の豊富さでは青切りに劣りますが、そのまま口にすることが出来るので、老若男女人を選ばずに召し上がることが出来ます。
シークヮーサーの日
シークヮーサーの日
9月22日はシークヮーサーの日。
2017年に制定されたまだまだ若い記念日ですが、この日にはシークヮーサーの消費拡大の為に各地でイベントが開催されることもあります。
今でこそ全国的に知られる果物へと成長しましたが、かつては出荷額が落ち込む厳しい時代も経験。現在では県を挙げて産業振興を行っています。
9月22日がシークヮーサーの日になったのは、922(クニブ)の語呂から。
クニブとは沖縄で栽培されている柑橘類の植物。シークヮーサーの親戚です。
シークヮーサーの収穫がこの時期から盛んになることから、これらをまとめて「シークヮーサーの日」として制定されたのです。
シークヮーサーの活用方法
そのまま食べたりジュースにしたりと素材自体も美味しいのですが、様々な組み合わせ方があることも知られています。
例えば刺身に絞ってアクセントにしたり、炒め物の隠し味にしたり、紅茶を割ってみたり、分量を調整することお好みの風味に仕上げることが出来ます。
シークヮーサーを使った商品
以上、シークヮーサーについて調査しました!
※当サイト調べによるものです。