琉球銀行本店新社屋ビルが竣工

新社屋ビルが竣工
2025年10月31日(金)、那覇市久茂地の琉球銀行本店の新社屋が竣工が発表されました。
2020年に営業終了してから5年が経過、沖縄経済の中心地に新しいランドマークの完成です。
旧社屋はアメリカ施政権下の1966年に竣工してから、半世紀以上にわたり沖縄の経済を支えてきた歴史ある建物。
今回は旧本店ビルからの建て替えの様子を見ていきます。
琉球銀行の概要・歴史

第一地方銀行・琉球銀行
琉球銀行は県内企業の4割がメインバンクとして利用している、沖縄県を地盤とする第一地方銀行。
県内に現存する銀行としては最も歴史のある銀行で、沖縄県内企業として初めて株式を上場するなど、沖縄を代表する企業の一つでもあります。
アメリカ施政権下、特殊銀行として設立。
アメリカ施政権下にあった1948年、アメリカ連邦準備制度(FRS)、フィリピン中央銀行をモデルに特殊銀行として琉球銀行は設立されました。
設立当時は一般銀行業務のみならず、通貨発行権、金融機関の監督権を持つなど、中央銀行に似た機能を持ち、アメリカ財務省より政府公金受託銀行に指定。
1972年に施政権が日本に移ると株式会社へ組織変更し普通銀行化。ドルから日本円への切替を行うなど沖縄経済を支えてきました。
建て替え工事の様子
建て替えの様子
ここからは、旧本店の解体から新築工事の様子を時系列でみていきます。
2020年12月に営業を終了し、本店機能は那覇市東町にある旧ポート支店跡地へ移動。
解体工事は2021年から始まり、2025年に新社屋が竣工しました。
2021年2月27日 解体が始まる

2020年12月に旧本店での営業が終わり、解体作業が始まった直後の様子です。
営業終了後は行内の内覧会が行われるなど、多くの方が歴史ある建物の見学に訪れていました。
2021年6月12日 解体が進む

解体工事が行われると同時に、周辺道路を含めた再整備も行われています。
本店ビルの裏にあった駐車場も均され、従来よりも敷地面積が広くなるようです。
解体工事は街クリーン株式会社が総合請負者となっています。
2022年3月15日 更地になる

解体作業が始まってから1年ほどで更地になりました。
ちょうど沖縄が日本に再編入されてから50年。
これから新しいビルが建つのを想像すると、わくわくしますね。
2023年7月14日 基礎工事が始まる

いよいよ基礎工事が始まり、重機が入るようになりました。
まだ全体像は見えませんが、従来より面積の広い建物になるのが想像されます。
2023年12月3日 建築が進む

クレーンが入り、建物の柱となる部分が立ち始めました。
左手奥に見えるのは、琉球銀行の関連会社も多く入居する琉球リース総合ビル。
こちらも1974年竣工と、歴史のある建物です。
2024年1月8日

以前よりも足場が積み上げられ、階層も高くなってきています。
ネットで覆われるなど、本格的に建築が行われているのがわかります。
2024年5月5日 中層階まで建築が進む


中層階まで高さが出てきて、カメラに収まらなくなってきました。
13階建てということなので、今後、周辺の建物と同程度の高さにまでなるのでしょう。
この辺りは那覇空港の近郊にあたり、制限表面により高層建築ができないので、同じような高さの建物が並ぶ傾向にあります。
2024年9月25日


いよいよ高層階まで高さが伸び、最上層部へと工事が進みつつある様子。
この時期は台風接近の影響で、対策としてメッシュシートが外される期間もあり、建物外観がほんのり見えたりもしました。
隙間から見える建物は、完成予想図のように独特の凹凸模様が確認できます。
竣工予定日まで、あと1年。
ちなみに、この建設工事の設計は三菱地所設計・国建のJV。
施工は國場組・大米建設・屋部土建・仲本工業・金秀建設・大城組と県内大手企業のJAで行われています。
2025年1月26日 上層階まで建築が進む

いよいよ足場の高さが最高点まで達した模様。建物裏手の道路整備もかなり進んでいます。
近くから見ると、かなりの高さを見上げるまでになりました。
夏場の台風対策でネットが外されている様子が見られ、花ブロックのような外壁の模様を見ることができます。
竣工予定日まで、あと9か月。
2025年8月24日 終了に近づく

建物を覆っていたネットもほぼ外され、その姿が現れました。
なお、琉球銀行本店は2026年4月6日(月)から営業開始、上層階のザ ロイヤルパークホテル アイコニック那覇は2026年1月30日(金)から銀行に先駆けて営業を開始しました。
新社屋ビルの概要

地上13階建ての免震構造
新築された琉球銀行新社屋は、地上13階、地下1階という、これまでより規模を拡大した建物。
上層階には三菱地所ホテルズ&リゾーツ株式会社が運営する、ザ ロイヤルパークホテル アイコニック那覇が入居するなど、銀行機能だけではなく立地を生かした新しい運営方法となりました。
またグループ企業も入居し各業務も効率化。環境配慮の一環として、国土交通省告示に基づく「ZEB Oriented」の認定を受けるなど、SDGsにも配慮した建築様式となっています。
琉球銀行旧ポート支店

完成までは仮本店として機能
本店建築中に仮本店として営業していた建物は、現在改修工事中とのこと。
仮本店として営業する前、この地では那覇ポート支店として別の支店が営業していました。
今後どのように活用されるのか注目されます。




