沖縄県入域観光客数 2021年4月

概要
2021年4月の沖縄県入域観光客数は262,600人。対前年比で+239.7%(185,300人).新型コロナウイルスの影響のなかった2019年4月と比較すると-69.2%(-588,800人) となります。
また、月別にみると対前月比-12.2%(-36,600人)となりました。
春休みの終わりと大型連休前

上のグラフからもわかるように、おきなわ観光にとって一旦落ち着く時期。
3月に卒業旅行や春休みを利用した旅行があり、それが終わり5月の大型連休にかけて入域観光客数自体が落ち着き、春先では一番観光客の減るタイミングでもあります。
今年も例年通り4月に入り観光客が減少する流れと、人の流れが活発になったことから1日当たりの新規感染者人数が100名を超える日が続くなど、徐々に旅行控えが出てきます。
リゾート地では比較的減少幅は小さかったようですが、おきなわに行くことを周りに伝えずにお忍びで来る人も多く、数字以上に土産品や飲食店の売り上げは落ち込みました。
また、4月12日(月)から適用された蔓延防止等重点措置により飲食店の営業に制限がかかったことで、より外出する人が減った印象です。
一方で重点措置の要請を受けない飲食店では連日満席の状況となり、重点措置の効果がどれほどのものか、疑問の残る制度であることも付け加えておきたいところ。
5月の見通し

大型連休中に10万人の来県者が見込まれるという事ですが、その後の感染者急増を受けた緊急事態宣言発令もあり、激減。
現状、大型連休後の入域観光客数は2月並みの水準であることから4月に比べ半減に近い数字になることが予想されます。