沖縄県入域観光客数 2021年8月

沖縄県入域観光客数 2021年8月

世界最悪級の感染拡大。

概要(2021年8月)

入域観光客数の比較・実数

総入域観光客数(国内客)(海外客)
2019年8月1,021,200 名738,300 名282,900 名
2020年8月202,800 名202,800 名0
2021年7月250,400 名250,400 名0
2021年8月288,200 名288,200 名0

入域観光客数の比較・当月比

総入域観光客数(国内客)(海外客)
2019年8月から-71.8 %-61.0 %-100.0%
2020年8月から+42.1 %+42.1 %
2021年7月から+15.1 %+15.1 %
2021年8月288,200 名288,200 名0

緊急事態宣言を再度延長

政府は5月23日(日)に発出された緊急事態宣言について、9月9日(木)に再延長の方針が示されました。

一方下がり切れていなかった新規陽性者数は緊急事態宣言の継続中にもかかわらず増加に転じ、8月中旬には過去最多の800名を超えるなど、世界的に見ても危機的な状況を迎えています。

過去最悪の状況が続くなか30万人近い観光客が沖縄を訪れますが、多くの観光施設・商用施設が休業を余儀なくされている状況。入域客数も元々予約を入れていた人がキャンセルしないで来沖した印象で、中旬・下旬と人通りは減っていきました。

新規での予約は少ないようですが、それでも一定の来県はあるようです。

各商業施設・観光施設の状況

沖縄県からは各業種に休業の要請が出るなど、各施設での休業が相次ぎました。

県内大手サンエーでは土日の営業を県の要請を超えた対応を行い、大部分の店舗が休業。観光施設でも首里城公園、美ら海水族館を含む海洋博公園、県立博物館・美術館、平和祈念公園などの大型施設も軒並み休館。

飲食店も営業を止める店舗が多く、一部で深夜まで酒類提供を行っている状況です。

9月の見通し

8月に入っても一定の来県がある一方で、新規感染者もインドやマレーシアといった厳しい状況にある国と同程度の水準まで悪化しています。ただ、その傾向が顕著になった8月下旬からはやや人出も減少傾向に見られます。

9月に入っても大きく状況は変わらないと考えられ、8月の半分程度の入域観光客数の水準になるものと予想されます