【わかりやすく解説】沖縄のバスの乗り方講座!支払方法や現在地

沖縄のバスは面白い!

タイトル(沖縄のバスの乗り方)

沖縄のバスの乗り方

沖縄県外から来た方が「沖縄のバスは乗り方が難しい」、「行き先がわかりにくい」とお話しされます。

個人的には学生のころからバスっ子で、鉄道オタクじゃないですけどバスについて調べることも多かったので難しい感じはしないのですが、

改めて乗車方法や路線情報、ポータルサイトを使ってみると『なるほど、普段バスを使わない人には不親切な構造だなぁ』と実感したので、今回はバスを使ってみたいけど良くわからない、という方向けの情報をまとめたいと思います

コメント欄も開放しているので、不明な点がありましたら気軽にお問い合わせください!

RyuQ
RyuQ

沖縄のバスってわかりにくい(>_<)

だから、徹底的に解説するよ!

バスの乗り口・降り口

バス車内イメージ

乗り方は3タイプ!

沖縄のバスの乗り方は主に3つのタイプがあります。

バスの前方のドアから乗って、同じ前方のドアから降りるパターン。前方のドアから乗って後方のドアから降りるパターン。後方のドアから乗って前方のドアから降りるパターン。

当たり前と言えばそれまでですが、それぞれ運賃の支払い方法も変わってくるので、その辺りも詳しくみていきましょう。

【パターン1】前乗り・前降り・運賃後払い

【画像】前乗り前降り

最も多いのがバス前方のドアから乗って、同じ前方のドアから降りるパターン。このタイプは乗車時に『整理券』を取って、降りるときに運賃を支払います。

一般的な市外線や高速バスに採用されている例も多く、那覇空港や那覇バスターミナルを発着するバスのほとんどがこのシステムを採用しています。

●具体例:系統番号20~101.107~777.

【パターン2】前乗り・後降り・運賃前払い

【画像】前乗り後降り

前方のドアから乗り後方のドアから降りるパターンで、那覇市内を巡回する市内線に多く採用されています。

このタイプは距離にかかわらず運賃が変わらない為、運賃は乗車時に支払い降りるときは手ぶらで後方から降りるのです。

●具体例:系統番号1~9.11.13~19.105.

【パターン3】後乗り・前降り・運賃後払い

【画像】後乗り前降り

少ないながら一部に採用されている方式で、後方のドアから乗り前方のドアから降りるパターンです。

乗車時に整理券を取り、降りるときに運賃を支払います。このタイプは市内線でありながら運賃が変わったりすることがあります。

こうして見ていても、いざ乗車となるとわからなくなったりしますよね??そういう時はドア付近に「入口」、「出口」と書いてあったりしますので、ちょっと探してみてください。

●具体例:系統番号10.

運賃の支払い方法

お金のイメージ

運賃の支払いは前払いか後払いかで大きく2パターンに分かれます。

後払い方式

整理券

運賃後払い方式のバスは、乗車時に整理券を受け取り座席へ。

目的地のバス停に迫ったら、席の近くにあるブザーのボタンを押し、降りる意思表示をします。

因みに、ひとつ前のバス停を通過してからボタンを押すように気を付けてください。あまり早く押しすぎると運転手さんが困ってしまうので・・・

目的のバス停に到着したら、乗車時に受け取った整理券に記載されている番号を、バス前方に掲示されている運賃表から探しその金額を支払います。

運賃箱・両替機

バス運賃は基本的に両替をして、運賃箱へは運賃ちょうどを投入します。そのとき、乗車時に受け取った整理券も一緒に入れてください。

写真右下の「硬貨入口」、「紙幣入口」と書いているところに投入して両替して、モニター前の口が運賃投入口です。

両替をしないで運賃箱へ投入してもおつりは出ないので気を付けてくださいね。

前乗り前降り・後払い方式(パターン1)と後乗り前降り・後払い方式(パターン3)はこの方法で支払います。

前払い方式

運賃箱・両替機

運賃前払い方式のバスでは、乗車時に整理券を受け取る必要はありません。

運賃箱の見た目は後払い方式に似ていますが、運賃ちょうどを持っている場合は、モニター前の投入口へ運賃を支払います。

一方両替が必要な場合は、運賃箱に投入せず両替機にお金を入れます。

すると両替機に入れたお金は自動的に運賃だけ回収され、釣銭のみが出てきます

後払い方式との大きな違いがこの部分ですね。

前乗り後降り・前払い方式(パターン2)はこの方法で支払います。

※2021年11月1日より流通している新500円硬貨は利用出来ません。

OKICAカードでの支払い

運賃後払いの場合

OKICAカードで支払う場合は、乗車時に整理券発行機の隣にあるICリーダーにカードをかざします。

降車時は両替機付近に設置されているICリーダーにかざすことで、自動的に支払いが行われます。

また、チャージを行う場合は運転手さんに一声かけたうえで、1,000円札を投入。チャージが成功したらそのあとに再びICリーダーにOKICAカードをかざすことで支払いが行われるのです。

運賃前払いの場合

前払いの場合は乗車時にICリーダーにかざすだけで終わりです!

その他 ICカードでの支払い

沖縄の路線バスではICカードの支払いはOKICAカードのみ対応しており、Suica・PASMOなどの交通系ICカードは対応していません

なお、那覇バスの市内線においてはiDでの支払いも可能です。

@航空券予約は『ローチケ旅行

@ホテルの予約は『Hotels.com』

系統番号と行先

県庁北口バス停

系統番号と行先

沖縄の路線バスの行先・経路は系統番号によって統一されています。

例えば98番線は豊崎を出て那覇バスターミナル、バイパスを通って沖縄国際大学経由、琉球大学北口行き。

77番は那覇バスターミナル発、国道58号線、北谷、コザ、金武、辺野古経由、名護バスターミナル行き。

一部、国際通りを経由したりしなかったりというような細かい違いは出てきますが、基本的に番号を見るだけで何処を通ってどこに向かうというのがわかります

バスの系統番号や行先は、バス前面や乗車ドアのそばに掲示されています。

系統番号別の乗り口・降り口

一般的に系統番号20番以降のいわゆる「市外線」はパターン1の前乗り前降り・後払い方式が多く、19番未満の「市内線」はパターン2の前乗り後降り・前払い方式がほとんどです。

そして、系統番号10番「新都心循環線」は後乗り前降り・後払い方式となっています。

※首里城下町線は2022年4月以降、運行会社が変更になりました。通常の市内線同様、パターン2の後降り・前払い方式となりました。

バスのポータルサイト

のりもの NAVI Okinawa

のりもの NAVI Okinawa

沖縄のバス4社の時刻表や現在位置を確認することが出来る『のりものNAVI Okinawa』のスマートフォンサイトが便利!

時刻表や経路検索、所要時間を知ることが出来るほか、運賃や乗り換えの案内を見ることが出来ます。

ただこのサイト、使い勝手が良くないので操作に慣れていないとなかなか使いこなせない。

スマートフォンで利用できるシンプルバージョンは比較的親しみやすいのですが、一般ブラウザ版は欲しい情報にたどり着くまでに遠回りをしたりと、初めての人にはかなり不親切な構造になっています。

慣れてしまえば所要時間や運賃等、曜日や時間帯による所要時間の違いまで調べることが出来ます


のりものNAVI okinawahttps://www.busnavi-okinawa.com/top/

→詳細なルートや、目的地までの料金を調べたいときに便利!

のりものNAVI okinawa(簡易版)https://www.busnavi-okinawa.com/mobile

→目的のバス・バス停の時刻表や、バスの現在地を調べたいときに便利!

バスって面白い

730バス

運転手の個性が満載

バスって運転手によって微妙に内装に凝ってたり、個性が出るんです。だから運転席を見ると「あ、なんか可愛い小物がある!」とか感じることも・・・

また、運転も人それぞれ。ギアの移動がスムーズな人。極力アクセルを踏まない人。お客が立ってても構わず発車する人(;’∀’)

それに、同じ会社のバスとすれ違う時にはお互い挨拶をすることが多いのですが、これも運転手同士の仲の良さが垣間見れるポイント。本当に楽しそうな笑顔を見せるときもあれば、「今の社交辞令的な挨拶だなぁ。」と感じるような挨拶まで、見ているだけで本当に面白い!

730バスの存在

730バス(ナナサンマルバス)とは、沖縄が日本帰属に変わった後左側通行に変わる際に導入されたバスの事。

1978年の事なので、かれこれ40年以上現役で走り続けていることになります。

日本国内では4台が現役で運行していると言われるモノコック構造のバスで、なんとそのうちの2台が沖縄県内で走っているという衝撃!

沖縄バスと東陽バスが定期的に路線バスとして運行しています。

深夜帯の低速バス

遅い時間になると利用者も減ってくるので、必然的にダイヤに余裕が出てバスの走行速度も遅くなります。

高速ギアでゆっくり走るので席にもエンジン音が伝わってくるのですが、これが絶妙な心地良さで眠気を誘うのです。

通勤時間や昼間の喧騒から離れた、いつもと違う表情を見せるバスも面白いのです!

沖縄のバスについて語ってみました!

お問い合わせも受け付けています!

いかがでしょうか?

バスの乗り方や注意点についてまとめてきました。最後は少しマニアックなお話になりましたが、沖縄のバスは初心者に優しくない仕組みになっていると感じています。

しかし面白い点も多く、ぜひ多くの方にその面白さに気付いてほしいという想いもあるのです。

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※この情報は当サイト調べによる情報です。また、定期的に更新を行っていますが、情報が古くなっている可能性もありますので、正確な情報は各バス会社へお問い合わせください。