過去最大に暑かった。2024年7月の沖縄。

沖縄の史上最も暑い夏

「今年は(?)」暑かった

毎年のように「今年は暑いね」なんて言われるようになった昨今。

猛暑日という言葉ができて、新聞テレビでは熱中症の報道が毎日のように続き、「日本一暑い市町村」の熱い戦いが始まるほどです。

沖縄も年々暑さが増していて、これまでにほとんど無かった猛暑日を観測するようになってきました。

もともと陽射しが強く見た目の気温以上に熱さの厳しい沖縄でしたが、気温まで厳しさを増してきています。

そこで、特に暑いと言われた2024年7月の沖縄について、那覇市のデータを取りながら見ていきたいと思います。

1、猛暑日の日数が過去最多

2024年は史上最多・猛暑日8日を記録

気象庁では最高気温が35℃を超えた日を猛暑日、30℃を超えた日を真夏日と定義しています。

沖縄は日射しが強く亜熱帯気候と呼ばれるくらい暑い日が続くものの、周囲を海に囲まれ風も比較的強いことから、最高気温が35℃を超えるようなことは、ほとんどありませんでした。

それが2024年7月は1か月で猛暑日8日を観測。1916年の猛暑日8日に並ぶ、過去最多タイ記録。

また、2024年は1か月で歴代の最高気温記録を次々と更新していきました。

2、観測史上、最も高い最高気温

2024年は観測史上最高気温を記録

年々暑さを増していく沖縄ですが、これまでの観測史上最高気温は2001年8月に観測した35.6℃.

これまで、沖縄で猛暑日となるのは年に1度あるかどうか程度のものでしたが、2024年は7月19日に36.0℃の観測史上1位の記録を観測したほか、上記の通り8日の猛暑日を数えています。

なお、歴代の那覇の最高気温は次の表のとおりです。

順位日付気温
1位2024/7/1936.0℃
2位2001/8/935.6℃
3位2024/7/2035.5℃
4位2024/7/1535.5℃
5位2003/8/335.5℃
順位日付気温
6位1916/7/2135.5℃
7位2024/7/2135.4℃
8位2024/7/1335.4℃
9位1916/7/1635.4℃
10位1916/7/2335.3℃

3、最低気温が急上昇

上がり続ける最低気温

上のグラフは7月の最低気温を年別に並べたものです。オレンジの破線は平均をとったもの。

これを見てもわかるように、上昇を続けるのは最高気温だけではありません。

気温の上昇をより捉えることが出来ると言われる最低気温も、25.1℃だった1925年に比べ2024年には28.2℃まで上昇。

100年間で約3℃上昇したことになります。

これだけを見ても2024年の最低気温が際立っており、特に暑かったことがお分かりいただけると思います。

データで見ても暑い夏だった

最高気温・最低気温も突出

ここまで見てきた通り、2024年は最高気温・最低気温ともに突出して高く、体感通り熱い夏でした。

特に今年は晴れの日も多く、日照時間も例年に比べて長かったことから、気温以上に体感温度を上昇させたと考えられます。

数年前に比べて日傘を差す方も増え、室内の冷房の効きが悪くなるなど様々な変化を見せています。

今後も暑さが厳しくなることが予想されるので、上手に付き合う方法を考えたいものですね。

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以上、過去最も暑い夏になった2024年7月の沖縄でした。

※当サイト調べによる情報です。