【沖縄の紫外線】最大4倍!対策と各地の比較、危険な時間帯は?

沖縄の紫外線を対策しよう!!

紫外線対策は必須!!

沖縄の紫外線事情

「美容にとって紫外線は大敵。でも沖縄は満喫したい!」そんな方も多いはず。

沖縄の紫外線の強さは凄まじく、海水浴を楽しんでいた観光客が、日焼けを通り越して火傷を負って病院へ運び込まれる姿も時々見かけます。

しっかりと対策をして、日焼けしたい方も節度を守って沖縄の日射しを楽しんでください。

今回は沖縄の紫外線の強さと、地元民が行っている対策をご紹介します。

そもそも紫外線とは??

紫外線とは?

まずは紫外線について簡単にご説明。

太陽から発せられる光は“波長”として地球に届きます。

その波長の中でも人の目で見ることが出来るのが、約380nm~780nm(ナノメートル)の長さの波長と言われており、380nm未満の紫より更に短い波長が紫外線と呼ばれています。

紫外線は人体にビタミンDの接種を促したり、血行促進、睡眠の質の向上などのメリットがある一方、日焼け(火傷)、シミ・シワといった慢性反応、皮膚への深刻なダメージを与える可能性が指摘され、過度に浴びることは避けたいものです。

紫外線指数(UVインデックス)

紫外線指数(UVインデックス)

紫外線の強度を表す指標はいくつかありますが、近年主流になっているのは紫外線指数(UVインデックス)です。

世界的にも紫外線強度を示す指標として主流になっており、紫外線の強さを 0~13+ の14段階で表したもの。

具体的にイメージしやすい例を挙げると、東京で1月のお昼12時頃の紫外線の強さが「2.3」、暖かくなってくる4月は「5.8」、真夏の7月では「8.7」となっています。

一般的に指数5以上で日焼け止めの使用が推奨され、8以上で必須、11を超える場合は外出を控えた方が良いと言われ、日常生活を送る上でも参考になる指標となっています。

紫外線の強さを比較してみる

地点別UVインデックス

上のグラフは気象庁が観測したデータをもとに作成。各時間帯の最大値を平均した数値です。

ある程度予想通りの数値だと思いますが、冬に比べて梅雨時期で約2倍、真夏には3倍以上の強さとなっている観測点もあります。札幌では1月に比べて7月の指数が6.5倍と大きく変化しているのがわかりますね。

また、沖縄(那覇)はつくばに比べて1.5倍~2倍、札幌と比べると4倍近く差が開く月もあります。東京の7月と沖縄の4月、10月が同程度という事実。

普段の感覚で沖縄を歩くと凄く焼けてしまうことが、データからもわかります。

那覇(時系列UVインデックス)

次は沖縄だけにスポットを当てます。1月、3月、7月の良く晴れた日のデータを時間別に並べたものです。

冬場でも日焼けに気を付けるべき数値が出ています。3月には日焼け対策が必須と言われる「8」前後の指数。

7月は10時~16時まで強い日射しを受けていることがグラフからもわかります。

この時間に裸で海に長時間入水するのは、かなり危険ですよ。

沖縄県民の紫外線対策

基本的に沖縄県外での紫外線対策と変わらないと思いますが、実際に県民が行っている紫外線対策をご紹介。

日傘・日焼け止めクリーム

紫外線対策としては定番中の定番、日傘&日焼け止めクリーム。

小さいころから海水浴の際には日焼け止めクリームを塗り、Tシャツを着たまま入水。海で水着を着ている人は基本的に観光客というのは、沖縄では有名な話。

日中の日傘の使用も大事なひとつ。最近では日傘を活用する男性も増えていて、かりゆしウェアに合わせたオシャレな着こなしをしている方もいらっしゃいます。かっこいい~~。

日陰を活用

こちらも沖縄県民には体に染みついた対策。

歩道を歩くときは極力、陰のある方を歩く。信号待ちの時は近くの建物の影や電信柱の裏に隠れる。

車に乗っているときは陰に入るために、わざわざトラックに横付けする方まで。。。

日傘にも言えることですが、直射日光を避けるだけで体感温度は3℃~7℃下げる効果があると言われていて、実際にはかなり理にかなった行動なんですよね。

国際通りを見ていると、信号待ちの行動で地元民か観光客か、よくわかりますよ!

車を使う

夏の外が暑いことは周知の事実。ならばと近い距離でも自家用車を利用する人も多いのです。

歩くのが面倒という側面もありますが、車だと光も遮れますしエアコンも効いていますよね。

ただ、車に射し込む紫外線って意外と多いので、「腕だけ日焼けした!」という人も多いので、車内でもしっかりとした日焼け対策は必要ですよ。

昼は動かない

究極の対策が、陽射しがあるうちはやーぐまい(家に籠る)という対策。

買い物は朝イチか陽が沈む夜。飲み会は夏場だと夕方でも日が出ているので、夜から開始。

こうしてみると、沖縄県民に夜型の生活をしている人が多い理由の一端を見れた気がしますね。

紫外線対策Q&A

紫外線にまつわるウワサを調査!!

Q.日焼け止めクリームは塗った直後には効かない??

A.答えはNo. 日焼け止めクリームは塗ってから30分経たないと効果が少ないという説がありますが、少なくとも日本で販売されている商品は塗ってからすぐ効果を発揮してくれます。

Q.日傘で太陽の光を遮っても焼けますか??

A.答えはYes. 日傘とは言え透過を100%防ぐのは至難の業。そして地面による反射を受けて下から焼けることもあるのです。

アスファルトの反射率は10%、ビーチなど砂浜では10%~25%、なんと新雪では80%と言われています。南極のような土地では反射の影響を受け、上空からの紫外線量は5割程度増加することもわかっています。

寒い土地でも対策が必要というのはこういう事情があるのですね。

Q.曇りの方が紫外線が強いって本当??

A.答えはビミョ~。 太陽から届く紫外線は、オゾン層や空気、細かいホコリなどの影響を受けて減衰します。当然水分子もその要因になり雲が多いほど紫外線は減衰します。

しかし薄い雲の場合その80%以上は通過し、更に大気中で散乱した紫外線をかえって集めるという効果も確認されており、場合によっては晴れている日よりも多くの紫外線量を観測することもあるそうです。

また、曇天の場合は約60%の透過、雨の場合は快晴時の3割程度まで透過する紫外線量が減衰することが知られています。

以上、沖縄の紫外線事情についてお話ししました。

沖縄の日射しは想像以上です。是非気を付けてお楽しみください。

※当サイト調べの情報で実際には異なる場合がございます。ご了承ください。