【知ってる?】海が青い理由を考えてみる!

海が青い理由ってなんだろう?

海が青く見える訳

海が青く見える理由を考える

多くの人を魅了する海。

この沖縄も豊かな自然に囲まれ美しい海に囲まれた島です。青い海に青い空。ぽっかり浮かぶ白い雲。南国らしい風景ですよね。

ところで、こんな疑問を感じたことありませんか?

『何故、海は青いのだろう?』

私も子どもの頃は凄く不思議でした。だってコップに入れた水道水は無色透明じゃないですか。

今回はそんな『何故?』を解明していきます!

結論。『水が青いから』

海が青く見えるのは水が青いから

早速答えちゃいましたが、海が青く見えるのは水が青いから

では何故水道水は透明に見えるのかというと、とっても薄い青だから。コップ一杯程度の水ではわかりにくいのですが、海くらいに大きくなると色がわかるようになるというコト。

もう少し身近なところで考えると、プールの水も薄っすらと青みがかって見えることもあります。

色のしくみ

そもそも色が見えるのは、物質が吸収する波長(色)と色相が関係しています。

人間の目で見ることが出来るのは約380nm(紫)~780nm(赤)の波長の光と言われており、380nmより短い波長を紫外線、780nmより長い波長を赤外線と呼んだりもします。

そして、物質が特定の波長帯(色)を吸収することによって残った波長帯(色)が人間の目に届くと言う訳。

この時、吸収された色の対称色となる『補色』を我々はその物質の色として認識するのです

青の対称色・補色は黄
赤の対称色・補色は青

補色を理解するためにまずは色相環の説明。

色相環とは似た色どうしを横に並べていき円形に描いたもので、特定の色に対して反対側に位置する色を、その色の補色と呼びます。

例えば自然に育っている葉は一般的に青と赤を吸収します。青の補色は黄、赤の補色は青ですから、普段目にする葉の色は青と黄色を合わせた緑になりますね。

同様に水は僅かながら赤や黄の色を吸収する為、その補色となる青系の色が人間の目に届くという訳。

キレイな海の条件

青さを際立たせるもの

海が青く見える理由が分かったところで、海がきれいに見える条件も考えてみたいと思います。

多くの人がイメージする「きれいな海」は、白い砂浜に透き通った青い海にサンゴ礁があって魚が泳いでいる…といったものではないでしょうか。

白い砂浜は死んでしまったサンゴ、白化したサンゴが砕けて浜に流れ着いたもので、沖縄やハワイなどサンゴ礁に囲まれる島に良く見られる作りです。

また、透き通った海水は海水中に含まれる物質(生物)が少ないことで成り立つもの。

沖縄周辺海域は南から流れる黒潮の流れを受けています。黒潮には栄養素があまり含まれていないので、プランクトンやそれを餌とする生物もあまり生息していません。つまり海水中に物質が少ないことから透明度が高くなっているのです

更に比較的遠浅な海岸だと太陽光が海底まで届きやすく、海の青さがより鮮明に際立ちやすくなります。

以上のように、サンゴ・海水中の栄養素・水深が大きく影響していることがわかります。

おきなわの海

綺麗と言われるおきなわの海。いくつかご紹介したいと思います!

慶良間諸島

那覇市から西へ40kmの場所に位置する慶良間諸島。天気の良い日は肉眼で見ることが出来るくらい近くにある島々です。

慶良間諸島は透明度の高い海として世界的に有名で、その美しさを求めて日本国内のみならず世界中から多くの人が訪れる場所です。

ダイビングやシュノーケリングで訪れる人が多く、『ケラマブルー』と呼ばれる青い海では様々な魚や生き物、ウミガメなどを間近で見ることが出来ます。

川平湾

こちらも透明度の高い海が魅力の川平湾。雑誌や広告に使われることが多く有名なスポットですが、やはりきれいな場所には違いない。

行ったことのない方は、是非一度訪れてみてはいかがでしょうか。

古宇利島

かつては隠れスポットとして紹介していた古宇利島も、今や有名な定番の場所となってしまいました(^-^;

近年ではカフェやホテルも整備され、海を眺めながら楽しむことも出来るようになりました。

圧巻は古宇利大橋。古宇利島と屋我地島を結ぶこの橋は全長2kmにも及び、海の中を走っているような錯覚に陥ります。

那覇から車で行くには少し時間がかかりますが、それでもこの絶景の為なら苦にならない。そんなスポットです。