沖縄の食材と言えばコレ!『ゴーヤー』について調べてみた!

沖縄と言えばゴーヤー!

ゴーヤと呼ぶべからず

沖縄では超日常的な食材ゴーヤー。和名ではニガウリと呼びますが、今ではゴーヤーの呼び方が定着していますね。

ゴーヤーチャンプルーを始め様々なレシピが考案され、県内飲食店でも多くのメニューを楽しむことが出来ます。

2018年には沖縄県内で6,247トンのゴーヤーが生産され、その量は生産量全国一。率にして40%近くを占めています。

今回は沖縄を代表する食材。ゴーヤーの特徴や調理法について見ていきたいと思います!

ゴーヤーについて

ゴーヤーについて

ゴーヤーの原産地は東南アジアからインドにかけての熱帯地域と言われ、1400年前半頃には中国を経由して沖縄に伝来したと考えられています。

1400年頃というと琉球が統一され、首里城を中心に琉球王朝が成立した時期。

沖縄では古くから庭先で栽培して自産自消する家庭も多く、長く伸びるツタによる緑のカーテンに覆われた家を見かける機会も多くありました。

最近ではハウス栽培を行う農家さんも増え様々な品種が市場に出回っています。旬の季節は夏ですが年中その味を楽しむことが出来るようになっているのです。

また市場やスーパーではなかなか見かける機会もありませんが、育てていると可愛らしい黄色い花を咲かせます。花言葉は『強壮』。らしさ全開ですね。

ゴーヤーの特徴・栄養価

ゴーヤーの野菜としての最大の特徴はキュウリやトマト5個分のビタミンCを含有していることや、その他ビタミン類やミネラルなどバランス良く含有していること。また、野菜のなかでも加熱に強いという特徴を持っています。

沖縄料理ならではのチャンプルー料理とも相性が良いという訳ですね。

主な成分比較は下記の通り。

栄養素ゴーヤー(生)ゴーヤー(炒)トマトシークヮーサー
エネルギー(kcal)15472035
食物繊維(g)2.62.81.00.3
タンパク質(g)1.01.20.70.8
カリウム(mg)260260210180
ビタミンC(mg)76751511
ビタミンB6(mg)0.060.070.080.03

ご覧の通り、栄養素が豊富で火にも強いということがお分かりいただけると思います。

ゴーヤーの種類・選び方

ゴーヤーの種類・選び方

ゴーヤーには様々な品種があり、種類によって見た目や苦さが異なってきます。

沖縄県内で流通しているゴーヤーでも、最も見られるのがアバシゴーヤーと呼ばれる苦みの弱い品種。苦みが弱い分チャンプルー以外の料理にも使いやすく、野菜が苦手な方でも食べやすくなっています。

アバシゴーヤーは見た目がまるっぽく、表面の粒が大きいのが特徴。

また、スーパーや市場に並んでいるゴーヤーを選ぶ際には、色味や粒の大きさに注目して選ぶと良くて、

色が濃くて粒が密集しているものは苦みの強いゴーヤー。逆に粒が大きい物は比較的苦みが少ない傾向があります。

調理目的やご自身の好みに合わせて選ぶのも良いかもしれません。

ゴーヤーの調理法

ビタミンを含めた栄養素が豊富なだけではなく、野菜のなかでは加熱によるビタミンの減少が少ないことから、様々な調理法があります。

今回はゴーヤーを使った代表的な調理例を紹介していきます。

The 王道 ゴーヤーチャンプルー

ゴーヤーを中心に豆腐やポーク(SPAMなど)、人参を加えて卵でとじる。

レシピは家庭によっても異なりますが、ほとんどがこれに似た作り方だと思います。

ゴーヤーの苦みとポークの甘さのバランスが良く、お好みで味の調整がしやすいのも良いですね!

素材の味 ゴーヤーサラダ

生のゴーヤーを使ったサラダや和え物。

シャキシャキの食感と素材そのままの風味を楽しむことが出来ます。

夏はコレ! ゴーヤーカレー

夏に嬉しいカレー!

レトルトのゴーヤーカレーが販売されるほどで、夏バテ防止に人気の料理です。

以上、ゴーヤーについてまとめました!!

最後に、沖縄県外では”ゴーヤ”という通称が使われているようですが、沖縄ではまずそのような呼ばれ方はしません。

沖縄に行く際はご注意を!

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