新・那覇市民会館『なはーと』
新しい那覇市民会館、『那覇文化芸術劇場なはーと』が2021年7月、報道各社に向けて公開されました。
2018年の着工から約3年。今年の秋に開業とのことで、外観上はほぼ完成のように見えます。今は内装の細かい調整などを行っているのでしょうか??
沖縄や那覇の要素を盛り込んだ新しい劇場は、そのデザインも美しく仕上がっている模様。公開された映像を元に特徴を見ていきます。
なはーと 名前の由来
新しい那覇市民会館の新設が決まったのは、前市長の翁長雄志さんが在任中の時。
当時、旧久茂地小学校と旧前島小学校の統合により空いたこの土地に、”都心の空白地の活性化を図る”としてこの計画が公表されました。
寄宮にある旧市民会館が老朽化と、耐震診断の結果を受けて無期限休館となるなか、新しい文化・芸術拠点として期待されています。
『なはーと』は3つの言葉を合わせた造語で、『那覇(NAHA)』、『心(HEART)』、『芸術(ART)』を掛け合わせたもの。
那覇市の心を揺るがす芸術の発展拠点として人々に親しまれるように、との願いが込められているのです。
施設概要・デザイン
建物面積は旧那覇市民会館に比べ小さくなりますが、それでも大ホール約1,600席、小ホール約250席はほぼ同規模の大きさ。
大ホールは”海の中のグスク”をイメージした全体の青いイメージと、天井の青は海底から見た海面をイメージした、綺麗なデザイン。小ホールは首里の王家をイメージした色・模様。
また、ホールは沖縄の家のウナー(庭)のような広い空間で利用者でなくてもくつろげる空間となっています。
その他練習室・スタジオも完備。ちょっとガラス張りなのは気になる所(笑)
アクセス
当初から懸念されていた通り一般向けの駐車場はないため、バスやモノレールでの来館が多くなると思いますが、車で近くまで来る方も多くいらっしゃると思います。
また、業者搬入用の駐車スペースもそれほど大きいように見えません。周辺道路も元々交通量が多い場所ですので、交通の便に関しては不安が大きいところです。