色々ある紅芋を使ったタルト

作る会社によって
味が違うのです
沖縄旅行のひとつの楽しみと言えばお土産選び。色々な種類のお菓子があって迷うことも多いと思いますが、今回のお話はお土産でも人気の高い紅芋を使ったタルトについて。
実はタルトを製造しているメーカーは複数あります。いざ店に入ると色々なタルトがあるんですよね。現在国際通りでは、3つのメーカーが覇権を争っている状況。
しろま製菓、ナンポー、御菓子御殿。
知っている名前もあるのではないでしょうか??「どれがオススメ?」なんてよく質問を頂くのですが、結論から言うとありきたりですが好みによって変わります。。
というのも、メーカーによって味が変わってくるので、人それぞれ相性があるから。
そこで今回は実際に食べた印象と共に、それぞれの長所と気になる点についてご解説申し上げます。
――― この記事の内容 ――― ●しろま製菓の紅芋タルト
●ナンポーのべにいもたると
●御菓子御殿の紅いもタルト
●まとめ
●しろま製菓の紅芋タルト
●ナンポーのべにいもたると
●御菓子御殿の紅いもタルト
●まとめ
しろま製菓 の 紅芋タルト

しろま製菓「紅芋タルト」
しろま製菓は沖縄が日本統治になった、1972年に創業した老舗のお菓子メーカー。浦添市に本社を構え、タルトやサーターアンダギー、黒糖といった定番菓子を作り続けています。
特に紅芋タルトの生地は、カステラ生地を使用することでモチモチした食感を生み出しており、そのレシピは社長しか知らないとか。
更に100%沖縄県産の紅芋ペーストとの間には隠し味としてオレンジミンチを混ぜて、さっぱりとした風味に仕上げています。
3つのメーカーの中でも少し違う道を行く、柑橘系の爽やかさを感じる甘さが特徴で、バターやマーガリンの甘さが苦手という方に非常に評判が良いです。
逆に濃厚な味、甘いタルトをお求めの方には味が薄く感じてしまうようで、物足りなさを指摘する声もありました。そういった方には他の2社のタルトをおすすめします!

さっぱり系が好きな人は『しろま製菓』!
ナンポー の べにいもたると

ナンポー「べにいもたると」
1984年創業、常に新しいお菓子作りを行っているナンポーのべにいもたると。
紅芋だけではなく、シークヮーサーやパイナップルといった沖縄の素材を使った様々な種類のタルトを発表し、更には福岡とコラボした”いちごみるくたると”は海外の方にも人気を博すなど常に新しい挑戦をしています。
そんなナンポーのタルトですが、他者に比べ見た目はちょっと大きい印象。
マーガリンを使った甘い風味が特徴で、万人が食べやすい落ち着いた味に仕上がっています。流石お菓子メーカー!といった感じ。
ただ、生地がちょっと崩れやすいところと若干のパサパサ感が個人的には気になります。。。が、リピーターが多く、クセの少ないことから人気のメーカーさんでもあります。
実際に店頭でもかなり売れているタルトでもあるので、迷ったときはナンポーのべにいもたるとを選ぶのも良いと思います。

迷ったときは『ナンポー』!
御菓子御殿 の 紅いもタルト

御菓子御殿「紅いもタルト」
1979年創業。古くはポルシェの名前で親しまれ、読谷村の村興しをきっかけに紅いもタルトの製造を始めます。
直営店の店舗によっては工場見学や手作りの体験も行っていて、オリジナルのお土産作りや旅先での思い出作りとしも面白い御菓子御殿の紅いもタルト。
最大の特徴はバターを使った甘くて濃厚な風味。食感はモチモチしていて、食べ応えがあります。
実際に食べた印象はとにかく「濃厚」。紅芋の味が強く出てそれでいて甘さがある。その分あっさり派の方には苦手な方もいるようです。
お土産としての知名度も高く、県内外の数々の賞を受賞してきた御菓子御殿の御菓子。安心して購入できるのはうれしいですよね。

濃厚な紅芋の味を楽しみたい方は『御菓子御殿』!
まとめ

以上各社のべにいもタルトの違いを主観を交えつつ紹介してきました。
それぞれに特徴があって、好み次第と言った訳をご理解いただけたのではないでしょうか。
そのまま食べても美味しいのですが、オーブンに入れてちょっとだけ焦げ目をつけるとサクサク・ホクホクな風味を楽しめるほか、冷凍庫で冷やすとスイーツ感が増した別感覚のタルトを楽しむことが出来ます。
因みに、メーカーによって商品名の表記が異なっていて、それぞれしろま製菓は「紅芋タルト」、ナンポーは「べにいもたると」、御菓子御殿は「紅いもタルト」。
ちょっと間違えるだけで特定の商品の事になってしまうんですよね。。。先ほどから表記が変わっているのはその為です。
それでは今回はこの辺で。みなさまが少しでも沖縄の物産品に興味を持っていただけると幸いです。
ちんすこうみたいに味比べチャートみたいなものがあればいいな。
沢山ある商品の中から好きな味を選べやすいし。タルトはどれも美味しいですね。
沖縄が普通のサツマイモではなく紅芋の産地になったのは訳があるのかしら。
>匿名さん
チャート、検討いたします。。。