沖縄県入域観光客数 2021年11月
今年一番の盛り上がり。
概要(2021年11月)
入域観光客数の比較・実数
総入域観光客数 | (国内客) | (海外客) | |
2019年11月 | 799,200 名 | 600,100 名 | 199,100 名 |
2020年11月 | 381,100 名 | 381,100 名 | 0 |
2021年10月 | 299,000 名 | 299,000 名 | 0 |
2021年11月 | 368,000 名 | 368,000 名 | 0 |
入域観光客数の比較・当月比
総入域観光客数 | (国内客) | (海外客) | |
2019年11月から | -54.0 % | -38.7 % | -100.0% |
2020年11月から | -3.4 % | -3.4 % | ― |
2021年10月から | +23.1 % | +23.1 % | ― |
2021年11月 | 368,000 名 | 368,000 名 | 0 |
感染の収束と活動の再開
@入域観光客数は昨年同時期とほぼ同じ
緊急事態宣言が9月で解除され、少しずつ経済活動が活発化してきました。
徐々に増え始めた10月の入域観光客数は約30万人。11月は土日を挟んだ連休もあることから、昨年同様多くの旅行者が沖縄を訪れました。
昨年との大きな違いはGoToトラベルがあるかどうか。
昨年と入域観光客数に大きな差はありませんが、昨年は地域クーポンの存在もあり土産品店や飲食店では今年の倍以上の売上を作っているところもあったようです。
@今年一番の盛り上がり
11月に入ってからは修学旅行で訪れる学生さんの姿も多く見かけるようになり、いつ新型コロナウイルス感染症の拡大が起こるかわからない今、タイミングとしては今しかないのかな?という印象も受けました。
また、沖縄への旅行者の多い5月の連休、夏休みシーズンが感染症拡大に伴う緊急事態宣言の発出を受けて旅行者が少なかったこともあり、11月は昨年同様に今年一番の盛り上がりを見せました。
地域別の傾向
地域別に見ると東京からの入域は178,200人と堅調に伸びてきているのがわかります。
関西、名古屋、福岡といった各都市からの旅行者も増えていて、小松、茨城からも前月から数倍以上の伸びが見られます。修学旅行の影響もあるのでしょうか。
特に名古屋からの旅行者はコロナ禍前の7割まで戻っていて、他にも大都市と呼ばれる地域以外からの流入が際立って伸びているのがわかります。
12月の見通し
感染収束から時間も経ち、年配の方や修学旅行生の姿も多く見かけるようになってきました。
例年年末年始は多くの旅行者や帰省によって人が行き交う時期でもあり、引き続き入域観光客数は今月と同程度で推移するものと思われます。
ただ、11月に比べてオフシーズン故盛り上がりに欠けることから30万人のラインの攻防になると予想されます。
また、米軍基地由来のコロナウイルス新株の拡大の影響等により、県内でも再び感染症拡大の傾向がみられます。12月時点では大きな影響は出ていないようですが、2022年1月以降の予約にキャンセルが出ているという情報もあり、予断を許さない状況が続きます。
早期の治療薬完成が待たれます。