沖縄県入域観光客数 2022年2月
引き続き厳しい状況。
概要(2022年2月)
入域観光客数の比較(実数)
総入域観光客数 | (国内観光客) | (海外観光客) | |
2018年2月 | 711,400 名 | 516,600 名 | 194,800 名 |
2021年2月(昨年) | 118,800 名 | 118,800 名 | 0 |
2022年1月(前月) | 224,600 名 | 224,600 名 | 0 |
2022年2月(今月) | 179,100 名 | 179,100 名 | 0 |
入域観光客数の比較(当月比)
総入域観光客数 | (国内観光客) | (海外観光客) | |
2018年2月から | -532,300 名 (-74.8%) | -337,500 名 (-65.3%) | -194,800 名 (-100.0%) |
2021年2月(昨年)から | +60,300 名 (+50.8 %) | +60,300 名 (+50.8 %) | ― |
2022年1月(前月)から | -45,500 名 (-20.3 %) | -45,500 名 (-20.3 %) | ― |
2022年2月(今月) | 179,100 名 | 179,100 名 | 0 |
蔓延防止等重点措置の解除。
感染の広がりが若干の改善。
1月9日(日)から適用された蔓延防止等重点措置が2月20日(日)をもって解除。
解除されたとはいえ1日当たりの陽性者はこれまでで最も高い水準で推移しています。
過去最悪の感染状況となった沖縄ですが、緊急事態宣言を発出しなかった影響か、コロナとの付き合い方がわかってきたからなのか、一定の入域観光があったことが確認出来ます。
緊急事態宣言が発令された前年同時期に比べて、入域観光客数は約50%の増加を見せ、3か月連続で前年を大幅に上回る数字を記録。
国際通りでも営業を再開する店舗も増え、特に飲食店では通常通り営業を行うところも増え、少しずつ通りに明かりが灯るようになりました。
入域観光客の動向
前年同時期は年末の土壇場にGoTo トラベルが停止。緊急事態宣言の発出により急激な観光客の減少が起きました。
今回の史上最悪の感染状況によって大きく影響を受けてはいますが、前年に比べると比較的影響は軽くて済んでいます。
この状況でも前年より入域観光客数が50%程度の増加を見せているのがその証左。
ただ、コロナ禍も2年が過ぎ各企業の体力も限界が見えています。治療薬の話も出ていますから、早期に状況が変わることを期待したいですね。
内訳について
出発地 | 2022年1月 | 2022年2月 | 増減 |
東京 | 109,900 名 | 92,800 名 | -17,100 |
関西 | 21,000 名 | 15,300 名 | -5,700 |
神戸 | 9,400 名 | 6,800 名 | -2,600 |
名古屋 | 19,400 名 | 15,700 名 | -3,700 |
福岡 | 30,400 名 | 25,000 名 | -5,400 |
札幌 | 2,100 名 | 2,200 名 | +100 |
出発地別に見ると概ね2割の減少。
2月は元々オフシーズンという点や、プロ野球やJリーグのキャンプ目当てに来県される方が多いことを考えても、極端な落ち込みではないと感じます。
しかし、実際には国際通りもかなり閑散としていましたし、皆さん何処へお出かけしていたのでしょうか??
数字と体感ではズレがあったのも2022年2月の観光業の現状だと思います。
2022年3月の見通し
前年に比べると多くの観光客が訪れた2022年2月の沖縄ですが、観光業界にとっては依然厳しい状況が続きます。
2月20日(日)に蔓延防止等重点措置が解除された後は、少しずつ沖縄へ足を運ぶ方も増えている様子が見られること。また、春休みの時期と合わせて大学生や家族連れの姿も見られたことから、3月の状況はかなり上向いてくると考えられます。
修学旅行についても徐々に来県が見られますが、旅行中に陽性者が出たことからスケジュールの途中で切り上げた、という何とも言えないニュースもありました。
まだまだ予断の許さない医療・経済状況ですが、少しずつアフターコロナの雰囲気も見えてきたこの頃。もう一息の辛抱だと思われます!