かりゆしアーバンリゾート・ナハ
26年の営業に幕。
2021年10月31日に閉館を迎える『かりゆしアーバンリゾート・ナハ』。
1995(平成7)年に泊ふ頭のビル『とまりん』が開業。
それと同時に開業したのがかりゆしアーバンリゾート・ナハ。海の玄関口のホテルとして26年間、県内外から多くの人が立ち寄ったホテルです。
宿泊施設としてのみならず、ランチ・ディナーの食事会場として、、、また最新の技術を導入した結婚式場としての一面もあり、多くの人に親しまれてきたホテルでした。
今回、閉館前に宿泊することが出来たのでその様子を見ていきます。
閉館2日前の宿泊だったので、本当に最後の最後でした。
エントランス
入館・チェックイン
沖縄らしく龍が出迎えてくれる入口。
重厚感というか高級感を感じるつくり。田舎者の筆者にはなかなか立ち寄り難い雰囲気でもあります^_^;
広々としたフロント・カウンター。丁寧な接客が心地良いスタッフの皆さまです。
コロナの影響もありショップやスパはお休みしていました。ちょっと残念ですが仕方ないですね。直通ではありませんが、同じ建物の1階にはローソンが入っているので、何かあればそこで調達することにします(”◇”)ゞ
部屋へ行きましょう!
エントランスから宿泊フロアへ
エレベーターに乗ると上面に星が!
南十字星をモチーフにしているようですが、天体には詳しくなくて・・・です。
エレベーターを降りてフロアに入るときは、一度カードキーを使います。ここでも田舎者ゆえ、操作に慣れるまでちょっと時間がかかったのはここだけの話(;’∀’)
入室!
清掃が行き届いていて快適!
いよいよ入室です。
一見すると普通の感じかな?
入ってすぐユニットバスがあって、クローゼットがあって、奥にベッドが並びます。
ただ26年の歴史を感じるところも。。。少し古さを感じるつくりがあったりもしますが、清掃も行き届いていて特に問題はなし。
アメニティや娯楽要素が少ないのも気になった点ではありますが、地元の地上波はしっかりと見ることが出来ました。Wi-Fi はしっかりと出ています。
また、今回は海側ではなかったのですが、それでも新都心まで見えるしモノレールが走るのも見えるし、海沿いだけど結構高い階層なんだなぁ~と実感しました。
散策・周辺施設
泊港
ディナーは18時から。ということで少し周辺を散歩してみました。
とまりんは各地離島を結ぶ海の玄関口。ちょうど船が入ってくるところ。緊急事態宣言も解除されているので、意外と人が乗っているなぁ~という印象。
大東島のこと
正面に見えているのが大東島を往復する船『だいとう』。
10年以上も前になりますが、一度この船に乗って南大東島へ行ったことがあります。かなり揺れて船酔いしながら、クレーンに吊られて島に上陸したのを覚えています。
400kmも離れた大東島へは15時間の旅。貴重な物資の運び手にもなっていて、週1回程度の運行となっています。
泊外人墓地
泊埠頭を出るとすぐに見えるのが『泊外人墓地』。琉球王朝時代に布教や交易のために訪れ、琉球で亡くなった方々のお墓。
ここで眠るのは中国・アメリカ・イギリスなど様々な国の方々で、古くは1718年の年号を読み取ることが出来るそうです。
あのペリー提督の部下にもここで眠る方がいてある意味、琉球・沖縄の歴史が凝縮された場所。
仮にもお墓なのでこぞって訪れる場所ではありませんが、沖縄にはこういう土地もあるのです。
那覇ハーリー会館
さらに歩くと『ハーリー会館』があるんですよね。ホテルから5分くらい歩いた場所にあって、この辺りに宿泊していて時間のある方は、1度くらいは訪れてみても良いのではないでしょうか。
実際に那覇ハーリーで使用される爬竜舟が保管されていたり過去の資料が展示されています。
爬龍船に乗船することも出来ますよ!
ハーリー会館については別の記事で紹介しますね。
とまり緑地
とまりんのすぐ横には『とまり緑地』と呼ばれる広場があります。芝や木々が綺麗に整備されていて、歩くだけで気持ちの良い場所です。
定期的にイベントも開催されて、その度に多くの人で賑わう広場です。
ディナー
閉業直前の営業
散策も終わり8階の『暖琉満菜』で食事をいただきました。
バイキング形式で沖縄料理やステーキ、アルコールなどを楽しむことが出来ます。今年初の出先でのアルコールはまさかのかりゆし。やっぱり家で飲むのとは違いますね。
コロナ禍ということもあり満席ではありませんが、それでも多くの人が来ていました。地元の人が多くて近くの席ではホテルの思い出話をしている人や、関係者らしき人が挨拶をしている様子も見られて、『あぁ、もう最後なんだな』と実感する瞬間でもありました。
その後、バイキングで調子に乗りお腹の調子を悪くしたので(^^ゞ しばらく部屋でゆっくりすることに。
浴槽につかり明日に備えることとします。
朝日。
海側はサンセット、市街地側はサンライズ。
インスタグラムなんかで見かけるサンセットが見れなくて残念だなぁ、なんて思っていたのですが、綺麗な朝焼けを見ることが出来ました!
これはこれで乙なもんですよ(^O^)
ただ、この日は天気が良いため陽射しが強すぎました。ずーっとカーテン閉めてました。
朝食。
景色と一緒に、沖縄料理も楽しめる。
昨夜ディナーを頂いた『暖琉満菜』で朝ごはん。
偶然にも同じスタッフさんが対応、しかも全く同じ席。何かの縁を感じますなぁ(笑)
クーブイリチーが美味しくてお替り。目の前で作ってくれる卵焼きも美味しかった。
バイキングで食べるときは、変に元を取ろうなんて考えたらダメですね^_^;
『ゆっくり好きなものを好きなように食べる』これ、大事です!!
チェックアウト
2021年10月31日 閉館。
チェックアウトは11時。ギリギリまでホテルを満喫してフロントへ。
名残惜しいですが帰ることにします。
26年間、本当にありがとうございました。
スタッフ皆さん感じが良く、気の利く方ばかりで快適に過ごすことが出来ました。26年というだけあって設備はちょっと古くなっているところもありましたが、清掃も行き届いていて満足出来ました!!
かりゆしグループはアーバンリゾート・ナハ以外にもいくつかのホテルを運営しています。新しい施設も出来ているので、次はそちらへ遊びに行きたいと思っています!
info かりゆしアーバンリゾート・ナハ
【閉館】かりゆしアーバンリゾート・ナハ
所在地:沖縄県那覇市前島3丁目25-1 とまりんビル
公式HP:https://kariyushi-urban.jp/
2025年末、新ホテルオープン!
サウスゲートホテル沖縄
2021年10月の閉館から約3年が経過し、その後が気になっていたとまりん。
東京の会社が運営権を取得したという話もありましたが、遂に詳細が判明しました。
Plan・Do・See(東京)が運営する「サウスゲートホテル沖縄」の入居が発表され、既に公式Webサイトも公開されています。
国際通り近く「SOUTHWEST GRAND HOTEL」に続き、沖縄県内2件目の運営ホテル。
2024年8月1日(木)からは、ブライダルフェアの予約受付も始まっていて、ウェディングプランにも力を入れている様子です。
なお、とまりんを運営する泊ふ頭開発株式会社と、アーバンリゾートナハを運営していた株式会社かりゆしとの間で行われている裁判は継続中。
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