【隠れスポット?】那覇の海の競技『那覇ハーリー』を学ぶ場所

那覇ハーリー会館

那覇ハーリーのイロイロ

那覇ハーリー会館

那覇と離島を結ぶ海の玄関口、泊ふ頭のすぐ近く那覇市泊にある『那覇ハーリー会館』。

那覇ハーリーは毎年5月の大型連休に合わせて開催される大イベントで、爬龍船と呼ばれる独特の形をした舟に乗り込んだ乗務員が、息を合わせて漕ぎ1着を目指すレース。

元々は豊漁や海の安全を祈願するために行われたのがきっかけです。

那覇ハーリー会館ではその歴史や過去の写真を見ることが出来たり、実際に競技に使われる舟に乗ることが出来ます。

今回は那覇ハーリー会館に足を運んでみました。

那覇ハーリーについては下の記事で紹介しています。

那覇ハーリーの歴史

入館。

那覇ハーリー会館。入口を入るとインターホンが鳴り響き奥から管理人さんが。。。

『本当は色々とお話ししながら説明していくのですが、コロナ禍でお話しできないので自由に見ていってください』とのこと。

きっとその道のプロからお話を聞くことが出来ると面白い話も出てくるんだろうなぁ、と思いつつゆっくり見学させてもらうことに。

那覇ハーリーの歴史について

入って左側の壁、一面に那覇ハーリーの年表が記載されています。

古くは紀元前350年から。中国「楚」で発祥した龍船の競争が、14世紀頃に中国へ留学していた学生によって琉球に伝来。

その後、国の行事として定着するものの廃藩置県によって廃止。1975年の国際海洋博覧会をきっかけに復活し、沖縄を代表する行事として毎年行われるようになりました。

このようにハーリーの起源や途絶えた経緯、ペリーの来航など関連する出来事がズラーっと書き記されています

過去大会のポスター

一方、入って右側の壁には過去の大会のポスターが全て掲示されています。

1977年の第3回大会からのポスターが並び、実写だったり絵画のタイプだったり、競争感が強く出ていたり様々なデザインを楽しむことが出来ます。

近年は打上花火の写真も入っていて、お祭り感が強めのデザインが多い印象を受けます。

ハーリーの史料や過去の写真

ハーリー史

中央には古い写真や資料がそろっていて、昔からハーリーが多くの人の注目を集めていたことがわかります。

かつては勝敗をめぐって喧嘩が起こることも珍しくなかったそうで、今の祭りとして見るハーリーとはまた違った真剣勝負の競技だったんだなと実感しました。

米軍関係者からの感謝状も!

アメリカ軍からの感謝状があるのも沖縄ならではでしょうか。

毎年米軍関係者を招待していることに対して、交流の機会を頂けて光栄です。というような内容の感謝状でした。

確かに毎年アメリカ軍基地からの参加者も見られます。絶対強いでしょーと思いながら見ているのですが(^^ゞ

乗組員のお仕事

乗組員の役割分担。

『那覇ハーリー会館』という名前ですから、乗組員の役割分担についてもしっかりと説明があります。

爬龍船には総勢42名の乗員がいて、その中でも最も多いのが漕手(こぎて)と呼ばれる船のエンジンとなる人たち。

漕手を中心に、乗組員の息を合わせるために鐘を鳴らす鐘打ちが2名。

その他、船の進む方向を決める舵取り、旗振り、中乗りなど様々な役割を分担しています。

乗船出来ます

乗船出来ます

さらに奥の部屋では、実際に競技に使われる船が保管されていて、実際に乗り込むことが出来るようになっています。

凄く貴重な体験!

乗ってみると意外と簡素なつくりで、これがあんな速さで激しい競技をするのだから凄いの一言です。

漕ぎ手に変身!

本バーリーで着られる泊・那覇・久米それぞれの衣装が用意されていて、実際に着用体験をすることが出来ます。

記念撮影にどうでしょう??

実際に乗船するとこんな感じ

実際に舟に乗るとこんな感じ。

意外とシンプルなつくりになっています。

info 那覇ハーリー会館

那覇ハーリー会館(外観)

info 那覇ハーリー会館

所在地:沖縄県那覇市泊3丁目1番8号

入館料:無料

定休日:不定休

開館時間:10:00 ~ 17:00

最寄りバス停:泊高橋

お問い合わせ先:098-861-1494(那覇爬龍船振興会)

Webサイト:https://www.naha-navi.or.jp/spot/3011/

info MAP

以上、那覇ハーリー会館についてご紹介しました!

※掲載された情報は当サイト調べによるものです。