国際通りで買うお土産
結構、価格競争が激しいんですよ。
沖縄旅行での大きなイベントのひとつが『お土産選び』ではないでしょうか。
自分用に持って帰りたいアクセサリー、お世話になっている人に贈りたい琉球ガラス、子どもの学校に持たせたいお菓子・・・と、考え出すと片手で持ちきれない量になってしまうことも度々。
お土産を選ぶ時には様々な事を考えると思います。品質、価格、好み、消耗品か形に残る物か。。。その上で何処で買うか?という話になってきますよね?
今回は国際通りで購入するメリット・デメリットについて、考えていきたいと思います。
お土産を購入出来る場所
@国際通り
全国的にも有名になった那覇国際通り。足を運ぶ観光地としてだけでなく、様々なタイプのお土産が販売されていて、ある程度のモノはここで揃えることが出来るのは嬉しいところ。
更に周辺店舗との価格競争の結果、定価よりも安くなっていることも多く、50% off という広告も目にするくらいの競争ぶり。
その他ランチ・ディナー・民謡居酒屋など飲食店も多く、特に夜の食事処は選ぶのに苦労するくらい多くのお店が立ち並びます。
@空港
沖縄のみならず、お土産を購入する際に一番に名前があがるのが空港ではないでしょうか。
沖縄の空の玄関口『那覇空港』でも、お菓子や食品、工芸品やご当地の手芸品など様々な種類のお土産が販売されていて、ある程度のものがここで揃ってしまいます。
価格はほぼほぼ定価ですが、時間が無くてもさっと買うことが出来る、帰りに早めに着けばじっくりとお店を回ることが出来る、飲食店もあるので時間を持て余すことも少ないと思います。
一番のメリットは買ってそのまま飛行機に乗り込むので、荷物を持ち運ぶ手間が最小限で済むことでしょうか。
@地元スーパー・商店街
お土産より地元の食材やアイテムを手に入れたいときにはスーパーや商店街でのお買い物。
一般的なお土産であれば地元スーパーでも販売していますし、ゴーヤー、そば、豚肉、黒糖といった地元の食卓に並ぶような食材、にんじんしりしりを作る時の“アレ”なんかも買えちゃったりします。
地元の人が良く使う食材であれば、ここで買い物をするのが一番お得ですよ。
@ホテル・観光地
ショップが併設されているホテルもあり、場所によってはホテルオリジナルの商品やレストランシェフが監修した食品が陳列されていることもあります。
ホテルシェフ監修の食品という響きだけで欲しくなっちゃいますね!
また、水族館をはじめとした観光地各所でも様々な商品を扱っていて、特にそこでしか買うことが出来ない限定グッズは是非チェックしておきたいところ。
国際通りで買うメリット
先に述べた通り沖縄各地で手に入るお土産ですが、国際通りにも多くのメリットがあります。
豊富なバリエーション
国際通りには多くの会社が出店していて店舗数がとにかく多い。それぞれの店舗によって品ぞろえも変わってくるのでその品数は相当なモノ。お土産以外にもかりゆしウエアや古着、アクセサリー、青果、生の食品等々バリエーションも豊富です!
県内各地から集めた琉球ガラスや やちむん を取りそろえたセレクトショップ、水族館のアンテナショップと、県内各地のモノが集まってきているので、ここだけで離島の特産品を手に入れることも出来たりします。
激しい価格競争
店舗数が多い以上、各社様々な魅力を打ち出して集客を図っています。
そのうちのひとつが価格による差別化。
消費者心理としては1円でも安いところで買い物をしたいもの。実際、1つの商品の価格がちょっと高かっただけで「この店は高い」とレッテルを貼られてしまい、売り上げに直接響いてきます。これだけショップが並ぶと仕方のないことですよね。。
定価の半額で販売している商品があったり(原価割れです)、店内の商品を全体的に数パーセントの値引きをしたり、まとめ買いをするとおまけがついてくる販売促進があったり、とにかく安さによる競争が激化していきました。
ただ、数年前から製造メーカーのクレームが入ったり、過度な価格競争の見直しが起きたりと激しさは落ち着いてきた印象です。原価割れしたものを売っても先行した店舗も、追従した店舗もただただ経営を圧迫するだけですからね。
とはいえ、まだまだ全体的に定価より安く販売しているのが国際通りのショップ。空港、観光地に比べ、お得に購入することが出来るのではないでしょうか。
送料が安い
ちょっとしたお菓子程度であれば問題ないと思いますが、シーサーや琉球ガラスを持ち歩くのってちょっと怖かったりしますよね。
国際通りのほとんどの店舗は宅配サービスを行っていて、安心・安全にお任せすることが出来ます。
送料はおおむね1,000円前後のところが多く、買い物の内容によって安くしてくれたり、送料を全額負担してくれる場合もあります。
自分で手配して送る場合、仮にべにいもタルトを4つ購入して送るとしましょう。ゆうパックで関東地区への送料は1,900円となります。このことからも送料がかなりお得になっていることがお分かりいただけると思います。
更に、店舗の宅配サービスには保証がついているので、到着した商品に万が一不具合があれば、返品や交換、場合によっては返金に応じてくれる場合がほとんどです。
注意点をあげるとすると、他店で購入した商品などを同梱することは難しいです。というのも、他店の商品の場合には保証が効かず、それが原因で破損等があった場合、他店の商品だけでなくその店舗で購入した商品に対する返品などの対応も難しくなってしまうという事情があります。
高いという噂はどこから来たのか
ここまで国際通りのお土産品は割安で購入することが出来る、送料もお得に設定されていると説明してきました。では、「国際通りは高い」という噂はどこから来たのでしょうか。
結論から言うと地元スーパーとの比較から出たものです。
先に述べたように、お菓子やお土産用の食品は国際通りの方が割安で手に入ることが多いのです。しかし、ポークやコンビーフ、麩など地元県民が良く使う食品に関しては、圧倒的流通量を誇る地元スーパーの方が安くで手に入ります。
その価格を知る沖縄県民や食材通の観光客が「国際通りの方が高い」と話した言葉だけが独り歩きした結果、国際通りは高く売って暴利を貪っているというイメージが広がってしまいました。
丁寧に言うと、お菓子、土産用の食品などは全体的に国際通りの方が安い。一方で、地元県民が使う食材やお酒などは地元スーパーの方が安い。と言った感じ。
そのうえで、送料やスケジュールを考えてどこで買いそろえるのが自分にとって一番お得なのか、判断していただけると良いと思います。