壺屋やちむん通り
壺屋やちむん通り
おきなわの伝統工芸「やちむん」。やちむんとはおきなわの言葉で焼き物のことで、厚みやずっしりとした重みがあり力強い絵付けが特徴的な器です。
その起源は6000年以上前に作られた土器と言われ、技術が確立し始めて現在の形になったのが1600年頃。当初は県内各地で作られていましたが、琉球侵攻に伴う産業の衰退を危惧した王府が窯を壺屋に集積。これが壺屋焼の原点なのです。
戦後那覇市が住宅地として発展する中、窯で使用する薪の煙が公害として問題になり薪窯の使用が禁止されます。現在はほとんどがガス窯、電気窯で作陶を続けています。尚、登り窯や薪窯を続けることを選んだ多くの陶芸家は読谷村のやちむんの里へと移っていきました。
赤瓦の建物が続き猫が歩く、そんなのどかな雰囲気の中シーサー、器、マグカップなどの製造・販売が行われています。
やちむん通りに行く
壺屋やちむん通りは国際通りから5分程歩くとたどり着きます。ただ、商店街のように『○○通り』と大きく書いているわけでもないので、初見ではわかりにくいかもしれません。
何通りも行き方はあるわけですが、一番わかりやすいのは国際通り「テンブス館」横の少し開けた通りを入ります。
少し歩くと右手にハイアットリージェンシー。ホテルを横目に通過。
左手に『壺屋陶芸センター』を見つけたらそこがやちむん通りの入口です!
向かいにはかりゆしウエアの日進さんと、平和通りの入口があります。
やちむん通りを歩く
入口にある壺屋陶芸センター。各窯元の作品を一堂に集めて展示・販売している場所です。お気に入りの作風を確認するのにもよい場所ですね。
ちらっと写っていますが、ここは一方通行なのでご注意ください。
お隣には壺屋焼物博物館があり、おきなわのやちむんの歴史や伝統の作品を見学することが出来ます。定期的にビデオの上映もあり、詳しくない人でも引き込まれる世界観があります。
赤瓦の街並みが続き、各所で器やシーサー、マグカップといったやちむんが販売されています。
やちむんやその工房を活用したカフェがあるのも、この通りの特徴。
南窯(ふぇーぬかま)は県文化財にも指定されている登り窯です。
あと、猫が多いです(^^♪