沖縄県入域観光客数 2021年9月

沖縄県入域観光客数 2021年9月

収束の流れ。

概要(2021年9月)

入域観光客数の比較・実数

総入域観光客数(国内客)(海外客)
2019年9月809,300 名590,600 名218,700 名
2020年9月227,600 名227,600 名0
2021年8月288,200 名288,200 名0
2021年9月204,900 名204,900 名0

入域観光客数の比較・当月比

総入域観光客数(国内客)(海外客)
2019年9月から-74.7 %-65.3 %-100.0%
2020年9月から-10.0 %-10.0 %
2021年8月から-28.9 %-28.9 %
2021年9月204,900 名204,900 名0

緊急事態宣言は9月末まで

政府は5月23日(日)に発出された緊急事態宣言について、9月9日(木)に再延長の方針が示されました。

8月に1日当たりとしては過去最悪のの新規陽性者数に達してからは、少しずつ落ち着いた傾向を見せ始めます。

要因として決め手となるものが無いなかの減少に「?」なことも多く感じられますが、とにかく日常が戻りつつあるのは良いこと。

5月から出ていた緊急事態宣言は9月末で解除されることとなり、9月中の入域観光客数は伸び悩むことに。ただ、これまでと違い一定数の観光客がいるのも事実。

『緊急事態とは?』

各商業施設・観光施設の状況

沖縄県からは各業種に休業の要請が出るなど、各施設での休業が相次ぎました。

県内大手サンエーでは土日の営業を県の要請を超えた対応を行い、大部分の店舗が休業。観光施設でも首里城公園、美ら海水族館を含む海洋博公園、県立博物館・美術館、平和祈念公園などの大型施設も軒並み休館。

飲食店も営業を止める店舗が多く、一部で深夜まで酒類提供を行っている状況です。

一方で状況が好転に転じていくところで、9月下旬頃からは少しずつ営業を拡大していく様子も見られました。

また、県の二枚舌行政による『ブルーパワープロジェクト』に賛同する企業も多く、知事が来県自粛を要請するなか、県がプロジェクトを後援するなど良くわからない状況が続きます。

観光業界でも賛同する声は多く聞かれますが、緊急事態宣言明けに対応するという企業もありました。

10月の見通し

緊急事態宣言の延長・感染状況の悪化により減少を続ける入域観光客数でしたが、感染状況が落ち着くとともに年配の方や修学旅行生の来県も見られるようになり、やや増加するのではないかと見ています。

これまで緊急事態宣言明けには各地で騒ぎも起きていましたが、今回は人の流れもこれまで以上に穏やかな雰囲気が流れていますし、再度の急拡大も起こりにくい状況にあるのではないでしょうか。

治療薬開発の話も聞かれるようになり、風邪のように『薬出しときますね』の一言で済むようになったとき、いよいよ新型コロナも5類に引き下げられ、本当の日常が戻ってくるのではないでしょうか。