沖縄県入域観光客数 2022年3月
4か月連続前年越え!
概要(2022年3月)
入域観光客数の比較(実数)
総入域観光客数 | (国内観光客) | (海外観光客) | |
2018年3月 | 837,400 名 | 627,100 名 | 210,300 名 |
2021年3月(昨年) | 299,200 名 | 299,200 名 | 0 |
2022年2月(前月) | 179,200 名 | 179,200 名 | 0 |
2022年3月(今月) | 415,700 名 | 415,700 名 | 0 |
入域観光客数の比較(当月比)
総入域観光客数 | (国内観光客) | (海外観光客) | |
2018年3月から | -421,700 名 (-50.4 %) | -211,400 名 (-33.7 %) | -210,300 名 (-100.0 %) |
2021年3月(昨年)から | +116,500 名 (+38.9 %) | +116,500 名 (+38.9 %) | ― |
2022年2月(前月)から | +236,500 名 (+132.0 %) | +236,500 名 (+132.0 %) | ― |
2022年3月(今月) | 415,700 名 | 415,700 名 | 0 |
蔓延防止等重点措置の解除。
入域観光客数について
蔓延防止長重点措置の解除、春休みのシーズン要素、修学旅行の再開等の追い風を受けて、前年12月に迫る入域観光客数を記録(415,700人)。
前月比で236,500人の増加(+132.0%)、前年同時期と比べても116,500人の増加(+38.9%)と、コロナ禍の中においては2番目の水準を記録し、4か月連続で前年を大きく上回る結果となっています。
因みに、コロナ禍前の同時期には60万人前後の国内旅行者がいたことを考えると、ざっくり6割程度まで回復していると言えます。
感染の広がりは悪化。県は経済を優先。
年明けから続いて来た蔓延防止等重点措置が2月下旬に解除されると、少しずつ観光客の方が増えてきました。
特に3月後半は大学生を中心とした卒業旅行や、春休み家族連れでの訪問も多くみられ明らかに人通りが増加。
国際通りを見ても一時期に比べると営業する店舗が増え、飲食店も遅くまで営業していることから通りに若干の明るさも戻ってきたように見受けられます。
一方で行政は具体的な感染対策はとらず、経済に舵を切り始めた様子。1日当たりの新規陽性確認者は1月の過去最悪の数値とほぼ同じ水準ながら、蔓延防止長重点措置の適用についても原則行わない運用をしています。
内訳について
出発地 | 2022年2月 | 2022年3月 | 増減 |
東京 | 92,900 名 | 204,000 名 | +111,100 |
関西 | 15,300 名 | 47,000 名 | +31,700 |
神戸 | 6,800 名 | 15,200 名 | +8,400 |
名古屋 | 15,700 名 | 41,500 名 | +25,800 |
福岡 | 25,000 名 | 54,200 名 | +29,200 |
札幌 | 2,200 名 | 3,800 名 | +1,600 |
出発地別に見ると各地、概ね100%以上の伸び。
特に関西発の便で見ると前月に比べ3倍の入域があったことがわかります。その他伊丹・神戸からの入域も他地域より大きく伸びており、関西圏からの旅行者が増えたことも窺うことが出来ます。
また、卒業旅行・春休みを利用した学生さんの姿や家族連れ、修学旅行に年配の旅行者も見られるようになり、全体的に県をまたぐハードルが低くなってきていることが感じられました。
2022年4月の見通し
例年であれば休みが集中する3月にピークを迎え、5月の連休を控えて1割程度落ち込むのがいつもの4月。
実際4月は旅行者の姿もかなり減ったように感じられていて、1割超の減少が見込まれます。
一方で旅行・観光のマインドは衰えていないことも窺えることから、極端な下げ幅にはならないことも予想できます。
連休を控え、ひとつの山場となる4月。
前年に比べると多くの観光客が訪れた2022年3月の沖縄。観光業界にとっては依然厳しい状況が続きますが、少しずつ明かりが見えてきたのも事実でしょう。